料理人はブラックなわけ

料理人 ブログ

更新2019/12/05

料理人はブラック

多くの料理人が1日12時間労働は当たりまえ。

ひと月の休みは4回取れればラッキー。

この働き方を世間のサラリーマンと比較して時、

多くの人々は口をそろえて「ブラック」と言います。

料理人の仕事の仕方は修行そのものである。

レストラン

サラリーマンと大きく違う点は

料理人は料理に合わせて仕事する。

時間では働かない。

労を惜しまず、結果を追求する。

給料で仕事を選ばず、習得したい仕事内容

で選ぶ。

技術を習得してキャリアアップを繰り返し、

独立開業する。

料理人の仕事は終わりがない。

これらを満たす働き方はサラリーマンの働き方にはない。

料理人にとっては、この働き方が当たり前。

世間では「ブラック」。

労働に対して報酬が見合わない点では「ブラック」かもしれないが

そもそも修行途中は給料をもらえるだけありがたく、早く修行を終え

目指す料理で世に認められれば世間でいう「ブラック」ではなくなり、

スターシェフも夢ではない。

料理人の仕事を知ってもらえば理解できます

料理人を始めたころは誰よりも早く出勤しガス栓を開け、

鍋にお湯を沸かし、まな板、ダスターを用意して各業者の納品、開梱を行う。

自分の持ち場の仕込みを早く終え、先輩の仕事を見て覚える毎日。

たまに先輩から声がかかり、違う持ち場の仕事の手伝いができるチャンスがくる。

この時こそがチャンス。

試されている。

仕事をしっかりと覚えていれば、次からこの仕事を任せてもらえる。

できないと、他の人間に仕事を奪われる。

要領良く仕事をこなす人間は先輩から技術、知識を順調に習得していく。

店で吸収できることがなくなると料理長の紹介でレベルの高い店へと移動する。

取り残されたくない一心で、毎日一番に出勤して、自分の仕事を完璧に終わらせて

手を空けて先輩の仕事を目で見て盗む。

たまに教えてくれることはあるがその場でメモをとることはゆるされない。

目に焼き付ける。記憶する。

 

仕事を覚える傍ら、掃除、鍋磨き、先輩のお茶入れ、発注、賄いと、仕事以前の心構えを覚えたのはこの期間だ。

 

こんなことを毎日繰り返し10年も経つと料理人としての覚悟も決まる。

精神的にも肉体的にもつらい10年が過去になると後戻りができないところまで来てしまう。

進むしかない。この十年を無駄にできない。

この間脱落していく仲間も多い。

一緒に料理を始めた仲間、行く先々で知り合った同僚。

殆どが心や体の病気が原因で仕事を離れていった。

優秀な人間は大勢いいたにもかかわらず。

 

そりゃ、ブックと呼ばれて当然。

 

気が付くと更に10年が過ぎ20年のキャリア料理人。

 

ブラックなのは当たりまえ

レストラン

振り返ってみる。

今の世の中にこんな仕事をしているのは芸術家、職人、芸人、スポーツ選手ぐらいだろう。

自ら望まなければ成長しない。成長のために時間もお金も自らの価値観から排除して

唯一力を身に付けることのみの専念する。

力を付けてその価値が認められたとき、やっと社会の枠組みで評価される。

結果としてお金で報酬をえるが、時給換算してみたら、1000円にも満たない人がほとんどだ。

時給1000円にもならない仕事が社会的に受け入れられないから「ブラック」である。

だが、それが表現者の宿命だ。ブラックでいいのだ。

料理人は信頼にこたえることが報酬

レストラン

料理を作る人なら、経験していること。

誰かのために作る料理。

食したときにしたときに「美味しい」が聞きたい。

料理人も同じだ。「美味しい」が聞きたい。

その一心で料理を作る。より良い食材にお金を掛けたい。

労働力は0円。

この時点で「ブラック」。

ブラックと呼ばれても「美味しい」はやめられない

ビュッフェ

「美味しい」が聞けたときすべてが報われる。

そんな素晴らしい仕事です。

これから料理をこころざす人。

続けるか、辞めるか迷っている人。

生きるにはお金は必要です。

しかし、お金では手にできない幸福もあります。

理想と現実をしっかり見極めることが大切です。

「ブラック」と呼ばれてますけどね。

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